Contents~目次~
「筋トレすると夏に海で泳げなくなるからやらない」
という人がいました。
理由を尋ねると、
「筋肉が重くて沈んでいくから」
といわれました。
はい。 ウソです。
ご安心下さい。
筋トレしても、水に浮きます。
いわゆる”カナズチ”にはなりません。
しかし、ボディビルダーの方々は確かに水に浮きにくいことはあります。
その理由は体脂肪率にあります。
ボディビルダーの方々は大会に出場する時には5%を目標に絞ってきます。
10%を超えることはまずありません。
凄い方だと2%ぐらいで、目を疑う数値になってきます。
このようなことから、ボディビルダーの方々の体脂肪率が低く、体が浮かないことがあるため、筋トレすると、”カナズチ”になるとなるという話になったと思います。
もっと誇張した話になると
「海で溺れて死んでしまう。」
とまで言われてしまいます。
しかし安心して下さい。
確かに筋トレをすることにより、脂肪が燃焼し体脂肪率が下がることがあっても、14%前後ぐらいに落ち着くと思います。
※しっかりと筋トレしての話です。
体脂肪率10%を切ろうと思ったら、筋トレだけでなく、過酷な食事制限がまっています!
参考までに、男性では適性の体脂肪率は10%から19%のようです。
ここからはせっかくなので、他のスポーツでの体脂肪率を紹介したいと思います。
体操選手
私が昔からよく聞くのが、体操選手です。
体操選手は”カナズチ”という説です。
体操選手の体脂肪率を調べたところ、
平均は
5%程度!
確かに水に浮かなさそうです。
出発系の筋肉を使うことが多いので、速筋の発達がすごいです。
水泳選手
それでは、水泳選手はどうでしょうか?
脂肪が多いようにはみえません。
調べた結果、水泳選手の平均体脂肪率は、男子の選手で約8~12%とちょっと曖昧。
なので、
「チョー気持ちいい」
で有名な北島康介選手の全盛期の
体脂肪率が10~13%のようです。
やはりこれがぐらいが理想かもしれませんね。
野球選手
あと日本人なら誰もがしっている
元メジャーリーガーのイチロー選手の情報もありました。
現役中に球団から発表された数値によると、
7.2%!
やっぱすごいです!
さらに色々と調べていくと、面白い話がいくつかあります。
例えば、
「赤ちゃんは水に浮きやすい」
確かに、赤ちゃんには筋肉の塊というより
脂肪の塊。
ぷにぷにして気持ちよいです。
あと間違った情報で、
黒人は泳げない!
理由として上げられていたのが、脂肪が少なく、筋肉が多いから。
や
骨密度が高いから。
などでした。
一応、黒人の水泳選手の話をすると、
2016年のリオオリンピックで、
女性のシモーネ・アシュリー・マニュエル (Simone Ashley Manuel)さんは金メダル取ってます。
また男性でもアンソニー・ネスティ(Anthony Nesty)さんは1988年のソウルオリンピックで金メダルを取ってます。
黒人の方が泳げないという印象が強いのは、歴史的な背景があるのと、
泳ぎ方を習っていないというのが、有力な説となります。
もちろん、得意不得意は有りますが、そもそも泳ぎ方を習っていないと泳げない。
私の友人のアフリカ系アメリカ人のエドワードさんも得意ではないですが、普通に泳げます。
気になる筋肉と脂肪の関係
筋肉と脂肪では筋肉の方が重い。
比率は、
筋肉:脂肪=1.1:0.9と20%ほど筋肉の方が重いです。
分かりやすくするため、グラムに直してみます。
1,100グラムの筋肉に対して900グラムの脂肪というになります。
一般的に筋肉は体全体の22%と言われているので、20%というとそんなに差はありません。
次は大きさを比較してみましょう。
比率は筋肉:脂肪=0.8:1
と次は脂肪の方が大きいです。
これも体積に直してみます。cm3(立法センチメートル)
800cm3 と 1000cm3
そんなに変わりませんが、まー脂肪の方が大きいです。
BMIの不思議
最後に、体脂肪率とよく一緒に登場する数値にBMIというものがあります。
これは身長と体重さえわかれば、肥満であるかどうかわかるものになります。
最近は、YOUTUBERとしても有名な山本義徳(やまもと よしのり)さんですが、
身長と体重がわかったので、計算してみました。
BMI 32.4
結果、
肥満(2度) というこになりまりした!
※身長:171cm 体重:95kgで計算しております。
もちろん、山本先生が肥満なわけありません。
しかし、WHOの判定基準を参考にすると山本先生は肥満になります。
これは上記でも紹介した通り、筋肉肥大しすぎると、
脂肪より筋肉が重いのでこのような結果になります。
一般的に山本先生のようになる方は稀ですので、ある程度BMIは信用して良いと思います。
BMIの計算機を用意しておりますので、試してみて下さい。
また、Wout のブログではBMIの計算機だけでなく、その他の計算機も用意しておりますので、一通り試してみて下さい。