
○ まず結論から
「どんなに体に良いものを食べても、食べ過ぎたら逆効果」
実はこれ、科学的にも証明されています✨
- 満腹まで食べると、体に炎症が起きやすくなる
- 食べすぎで余ったエネルギーは脂肪になって内臓にたまる
- インスリンが効きづらくなり、糖尿病や心臓病のリスク↑
つまり「良い食事」より「ほどよい量」の方が大事だったりするんです✅
○ 満腹の落とし穴:その健康リスク
食べすぎると体の中ではこんなことが起きます⬇
- 富栄養(フエイヨウ)でも、過剰な摂取→脂肪に変換される
- 脂肪は肝臓・膵臓などの臓器にもたまりやすい(「異所性脂肪」)
- その結果、臓器の機能が落ちる
- 慢性的に軽い炎症状態になる(メタボ炎症)
さらに、インスリンが効きにくくなる=太りやすくなる体に↓
- 肥満
- 高血圧
- 高脂血症
- 心臓病、脳卒中
すべての病気リスクがグッと上がってしまいます⚠
富栄養とは
「富栄養(ふえいよう)」とは、栄養素が豊富に含まれている状態を指します。
もともとは環境科学の分野で、水中に窒素やリンなどの栄養が多すぎて藻類が異常繁殖する「富栄養化(eutrophication)」という現象を表す言葉として使われていましたが、近年では
食事において「栄養価が高い・栄養が豊富」
という意味でも使われるようになっています。
要は「質が良くても量の取りすぎはNG」ってことですね✋
○ 腹八分目=健康長寿のカギ⁉
世界中の研究で「腹八分目は体に良い」と分かってきました✨
(美)アカゲザル研究
- 約25年間の長期研究
- カロリーを30%減らした猿は、
- 生活習慣病リスクが約2.9倍減
- 死亡リスクが3分の1
(日)沖縄縛の食生活
- 昔からの「低カロリーで栄養豊富」な食事
- 高齢者は生涯を通してBMIが低め
- 年齢関連の病気が少ない→長寿
(人間)CALERIE試験
- 肥満ではない成人に2年間、15%のカロリー制限
- 生物学的老化が遅くなった」と証明
- 血液の炎症マーカーも改善
○ 最後に。「お腹いっぱい」より「もう少し食べられるかな」で止めよう
食ことは生活の基本です。
「つい食べすぎる」は誰にでもありがちだけど、その少しの技を身につけるだけで、
体は大きく変わります。
今日から「腹八分」の習慣、始めてみませんか?✌️
・参考URL(エビデンス)
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19773455/ 【Wisconsin rhesus monkey study】
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28196887/ 【CALERIE study】
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2673798/ 【CR & inflammation】
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6274463/ 【Okinawa longevity】