Contents~目次~
「性行為を行うと、運動のパフォーマンスが悪くなるって本当?」
「筋トレと性行為の関係について詳しく教えてほしい。」
このようなお悩みを解決する記事です。
- 性行為が運動パフォーマンスに与える影響
- 性行為を我慢すると筋トレの効果が上がるって本当?
- 性行為がもたらす筋肉に対する良い効果
この記事を読むと、筋トレと性行為の両方とも楽しんで良いことが分かるはずです。
では、さっそく見ていきましょう!
性行為が運動パフォーマンスに与える影響
よく、「試合前に性行為を行うと、パフォーマンスが低下する」なんて言われたりしますよね。
そこでまずは、性行為と運動パフォーマンスの関係について解説していきます。
さっそく結論ですが、何も影響ありません。
「いや、本当かよ〜?」と思う人もいるかもなので、根拠となる研究論文を3つ用いて解説していきますね。
論文①:下肢筋力に対する性行為の影響
参考文献:Effect of Sexual Intercourse on Lower Extremity Muscle Force in Strength-Trained Men
上記の論文は、12時間以内に性行為を行った男性の下肢筋力(脚の筋力)に影響が見られるかという研究結果をまとめたものです。
この論文によると、12時間以内に性行為を行った場合でも、活動的な男性の筋力に影響を及ぼさないと結論づけられています。
論文②:運動前夜の性行為と身体パフォーマンスの影響
上記の論文は、下肢筋力だけでなく、
- 下半身の筋力
- 上半身の筋力
- バランス能力
- 持久力
- 反応時間
の全てにおいて、運動前夜に性行為を行った場合に影響があるかという研究結果をまとめたものです。
この論文によると、5つのどの項目も性行為による影響は見られなかったと結論づけられています。
論文③:禁欲と身体パフォーマンスの向上について
参考文献:Effects of sexual activity on several measures of physical performance in young adult males
上記の論文は、「え、じゃあ逆に性行為禁じたら運動能力上がったりしないの?」という研究結果まとめたものです。
研究方法は、対象人物が「性行為を5日間禁止した場合」 vs 「運動前夜に性行為をした場合」を比べるというもの。
こちらも筋力やバランス能力など6つの項目でテストが行われました。
この論文によると、6つのどの項目も、性行為による身体パフォーマンスの変化は見られなかったと結論づけられています。
上記3つの論文から、性行為は、運動パフォーマンスに影響を及ぼさないということが分かるかと思います。
ということで大事な試合前でも安心してオ◯二ーしてくださいね!
性行為を我慢すると筋トレの効果が上がるって本当?
普段から筋トレをしている人にとっては、こちらの方が気になりますよね。
結論から言うと、一時的にテストステロン値が上昇するので、筋トレの効果が上がる可能性があるという感じです。
こちらも論文を用いて解説していきますね。
論文①:3週間性的禁欲後の内分泌反応
上記の論文によると、3週間禁欲をすると、一時的にテストステロン値が上昇するという結果が得られたと示されています。
論文②:射精とテストステロンレベルに関する研究
参考文献:A research on the relationship between ejaculation and serum testosterone level in men
上記の論文によると、禁欲の7日目にテストステロン値が上昇し、ピークを向かえたと発表されています。
つまり、禁欲をすると、筋肥大に重要なテストステロンの値が上昇するので、筋トレの効果が上がる可能性があるという感じです。
筋トレの効果を最大限高めたい方は、7日間の禁欲をしてから筋トレをするのもありですね!
ちなみに、筋トレとセックスの関係性については、【男子必見】筋トレと夜の営みの関係性~正しい知識編~を合わせてどうぞ。
上記の記事では、「スクワットをすると、チントレになるのか」など、セックスと筋トレについて解説しています。
性行為がもたらす筋肉に対する良い効果
逆に、「性行為が筋肉にもたらす良い効果は無いの?」と思いますよね。
こちらも結論から言うと、下記の2つの良い効果があります。
- 疲労回復能力の高まり
- 脂肪燃焼の促進
順番に解説していきますね。
メリット①:疲労回復能力の高まり
参考文献:Effects of sexual arousal on lymphocyte subset circulation and cytokine production in man
上記の論文によると、性行為を行うと、キラー細胞の絶対数の増加が見られたと結論づけられています。
このキラー細胞は、免疫システムの機能を担っているので、性行為を行うと、免疫システムの機能が高まり、すなわち疲労回復能力の高まりに効果があると言えます。
メリット②:脂肪燃焼の促進
参考文献:Cardiovascular and endocrine alterations after masturbation-induced orgasm in women
参考文献:Neuroendocrine and cardiovascular response to sexual arousal and orgasm in men
上記の論文によると、性的興奮により、アドレナリンやドーパミンが出て、性行為後30分間は脂肪燃焼を高める効果が示唆されています。
つまり、性行為後すぐに筋トレを行い、筋トレ後もすぐに性行為を行うと、上記2つのメリットが享受できるということです。
割と大変ですが、痩せたい方はやる価値ありです。(笑)
まとめ
今回は、筋トレと性行為の関係について解説しました。
もう一度まとめておくと、
- 性行為が運動パフォーマンスに与える影響は特になし
- 禁欲すると、テストステロンが一時的に上昇する
- 性行為は疲労回復や脂肪燃焼の促進に効果がある
という感じです。
それでは、オ◯二ーと筋トレライフをこれからも育んでいきましょう!