パーソナルトレーナーを目指す方必見!ネパールのジムで愛を叫ぶ。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

現在コロナの影響によって大声で叫ぶことを憚れる世界。

インターネットの中だけでも大声で叫ばせてください!

「うぉぉぉぉ!どりゃゃゃぁ!!!!!!!!」

やっぱり人間は叫ぶと元気が出ますよね。叫んだ分だけ力がでます。身体の中の細胞という細胞が目覚め出し、生きているような感じがしますよね。

ここで日本のトレーニーの方々に質問です。

『あなたは最後に叫んだのはいつですか?』

私は、、、思い返すと…日本で大声で叫ぶことができたのは高校のラグビー部での部活以来ですかね。

現在、日本のジムでは『叫びながらの筋トレは禁止』と多くのジムでルールとしています。

そこで今回は筋トレ中に声を出すことのメリットを論文結果を踏まえて解説していきます。

※この記事は筋トレ民の方だけでなく、これからパーソナルトレーナーを目指している方及び、ジムの経営をしている方に読んで頂きたいです。

私は「ネパールでの筋トレ」が好きなだけ

実はなのですが、この記事を書いている現在、私はネパールにいるのでなく日本にいるのです。

ネパールで暮らしていたのですが、このコロナの影響でビザが延長できず致し方なく去年の年末に帰国しました。(また状況が良くなり次第ネパールに帰る予定です)

ですので、現在は日本で暮らしながら日本のジムでトレーニングをしています。

もちろん日本のジムの方が設備は整っています。

このピンポイントで効かせてくれるマシーン最高!!とか、24時間オープンのジムへの感謝。

ネパールにはない日本のジムのレベルの高さを感じております。

しかし、、、

・・・・私、日本のジムだと全然モチベーションが上がらないんです!!!

最近の日本でのトレーニングは、筋肥大や高重量を狙うこともなく、いかにネパールに帰るまで落ちないようにするかと言う事しか考えていないんです。(自分で書いていてもお恥ずかしい…)

筋トレマシーンに限らず、日本のジムはシャワーだってジムに完備ですし、プロテインもネパールよりも簡単に入手できます。

ですが…どうしも日本のジムは気合いが入らないのです。

私のネパールのトレーニングパートナーのヨゲンドラ。

ヨゲンドラ…元気にしているかな??

ネパールのジムの素晴らしいところ

私も根本的にはジムでの筋トレは好きです。

間違って欲しくないのが、日本のジムを否定しているわけではありません。

「キリンさんが好きです。でも、ゾウさんの方がもっと好きです」

と同じように

「ジムでのトレーニングが好きです。でもネパールのジムのトレーニングの方がもっと好きです」

そんな感じです。

ネパールのジムの好きなポイントはたくさんありますが、その一つとして

「筋トレの最中に自由に叫んでいい!!」

ということです。

日本のジムですと、現在のコロナだから叫ぶのが禁止というのでなく、ほとんどのジムで叫ぶのは禁止ですよね。

叫ばないでいかに重いものを挙げれるか、という武士道みたいなかっこよさがあります。

一方、ネパールでは

筋トレの最中は大声で叫んでいいんですよ。叫ぶことが禁止のジムは見たことありません。

何なら叫びながら筋トレをしていると、

「今日は頑張っているな!!!」

って、ジムにいるみんなが褒めてくれます。

MAX挙上重量を挑戦するときなんかは、ジムにいる人たちみんなで見守ってくれながら、挑戦します。

そして持ち上がったときには、皆でハイタッチして抱き合って喜ぶんです。

こちら、私のトレーニングパートナーヨゲンドラのスクワット動画(コロナの問題が発生する以前の動画です)。

全力で叫んでいますよね。

叫んだ方がもちろん力が出ます

ある程度自分の力を全て出し切ろうとしたら、どうしても声は漏れてしまいますよね。

ちなみに論文にも声出しの効果の影響はしっかりと書かれています。

“The effects of shouting on force production”
”邦題「叫び声が力を生み出す効果」”という論文によると

“The first study showed a 12.2 percent greater increase with shouting than without shouting.”

「最初の研究が示すのは叫ばないよりも叫んだほうが12.2%より増加した」

The effects of shouting on force production

こちらの論文でも書かれているように叫んだ方が12%もの握力がますと結果が出ているんです。

しかし、この結果は論文で記されなくても、誰しもが叫んだ方が力が出るのは何となくわかりますよね。

ですが12%というと結構大きな違いです。しっかりとデータで知ると叫ぶことの重要性わかりますよね。

そしてこの論文で面白かったのはもう一つ。

"The result obtained from the vertical jump test revealed no difference between with and without shouting"

「この結果から垂直跳びで叫ぶと叫ばないでは違いがありませんでした」

The effects of shouting on force production

全てのスポーツで叫ぶことが必要ではないんです。

あくまで筋トレのように、無酸素の状態を作ることが必要なスポーツに限り叫ぶことが力を発揮するのです。

結論として、

ネパールのジムのように叫ぶことができた方が筋トレの効率が良いのです。

私は…ネパールのジムで叫びたい

この記事で明らかにされたように

叫んだ方が力が発揮できるという結論にも至ったことなので、

最後にここでネパールのジムの素晴らしさについて色々と叫ばさせてください!!!

『みんなフレンドリー!!』

筋トレをしているだけで、生活していての交流の幅が本当に広がるんです!

ジム友達が何人もいて、お祭りの時はみんなで祝って、それ以外でもパーティーをしたりして、人生が本当に豊かになります。

何ならネパールのテレビジャーナリストの人ともジム友達のきっかけから、自分の活動をネパールで取材してくれたこともありました。

ネパールには先生の日があり、この日はジムトレーナーをみんなで祝しています。

「マシーンの順番待ちが全くイライラしない!!」

これは筋トレをしていて本当に楽ですよ!!

日本だとベンチプレスがいつ空くか…いつ空くか…って、まるでピラニアになったかのように待ち構えていないといけないものです。

ですが、ネパールでは

「あと何セット?」

ベンチプレスを使っている人にこう聞いたら良いのです。

セットの重さが同じくらいなら

「じゃあ一緒にやろうぜ!」って話しなって、お互いのインターバルを使って効率よくトレーニングをします。

今日は混んでいるから本命のトレーニングできなそうだな…っていうあのストレスがないんですよ。

「どこに行ってもジムはある!!」

前回の記事でも書いたのですが、ネパールはジムが乱立しているんですよ。


なので首都のカトマンズであればどこに住もうとも大抵ジムはあります。

仕事とかで地方に遠出したとしても、地方都市(日本で言うならば県レベル)の場所に行くならば、ジムは必ずあります。

私のネパールでの活動がてら地方に行くこともあるのですが、トレーニングは欠かさないでできます。

そしてどのジムでもone dayで使うことも簡単です。登録とかも必要ないですし、高くても500円で安ければ1回100円で使うことができますかね。

ちなみに私が通っているジムは月の会費で1500円なんですよ。

日本でパーソナルトレーナーを目指す方々へ

もちろんネパールのジムの悪いところもあります(それは後日また記事を書きます)

ですが、そのデメリットを上回ってでもネパールのジムはトレーニングしやすいんですよね。

もし日本でネパールと同じ様式のジムがあるならば、自分は多少お金が高くなってもそこのジムに通いたいですね。

トレーナーを目指している方やジム運営をしている方などには、

ぜひとも世界のジム事情やジム文化も学んでほしいなと思っています。

全てを日本のジムに取り入れなければならないってことではないんですが、

海外のジム事情やジム文化を知った上で、それでは日本のジムの文化をどうやったら発展させたり、よくできるのか?

海外を知ることで、より自分たちの目指すべき理想的な筋トレが見つかると思うんです。

とりあえず、私は…



「ネパールのジムが大好きです!!!!!!!!!!」

ネパールのジムで愛を叫びたい。

ライター
古屋祐輔(フルヤユウスケ)
2017年よりネパールに移住。ネパールでは団体などには属さず個人でソーシャルワーク活動に従事。2020年テレビ朝日系列「こんなところに日本人」に出演。ネパールで暮らしてからネパールのジムに魅了されトレーニングを開始。190cm92kg。ベンチプレスMAX120kg。目標はネパールでボディビル大会に出場。

参考データ・論文

“The effects of shouting on force production

『叫ぶことが力の生産に与える影響』

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皆様のお役にたてる、筋トレに関する情報を色々と書かせて頂いております。

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