
善玉菌と悪玉菌、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの違い
まず最初に、筋トレを始めると、どうしても「タンパク質ばかり気にする」人が多いです。
でも実は 腸の環境(菌のバランス) や 血管の健康(コレステロールのバランス) も、筋トレ効果や健康づくりに直結しています。
ここでよく混同されるのが、
- 善玉菌・悪玉菌(腸の中の菌)
- 善玉コレステロール・悪玉コレステロール(血液の中の脂質を運ぶ仕組み)
名前が似ているだけで、まったく違うものです。

善玉菌・悪玉菌(腸内環境の話)
- 善玉菌(good bacteria)
ビフィズス菌や乳酸菌。腸を酸性に保って悪玉菌を抑え、免疫や消化を助ける。 - 悪玉菌(bad bacteria)
大腸菌の一部やウェルシュ菌など。たんぱく質を腐敗させ、有害ガスや毒素を出す。
👉 筋トレ初心者にとって大事なこと:
食物繊維(野菜、海藻、きのこ、オートミールなど)を意識して摂ると善玉菌が元気になります。足りないと感じるときはサプリメントを活用してOK。

善玉菌・悪玉菌という言葉も、実は「分かりやすさ」を狙った比喩表現です。腸内には大きく分けて3種類の菌が存在し、善玉菌・悪玉菌・そして日和見菌がいます。
腸内細菌全体の割合はおおよそ「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」とされ、実際に一番多いのは日和見菌です。日和見菌は優勢な方に味方する性質があり、善玉菌が多ければ腸内環境は整いやすく、逆に悪玉菌が増えると腸内環境が乱れやすくなります。
ただし「悪玉菌=完全な悪者」ではなく、体に必要な働きを持つ場合もあります。
たとえば免疫反応やバランス調整の一部を担っていると考えられています。それでも悪玉菌が増えすぎると便秘や下痢、肌荒れ、免疫低下などにつながるため、分かりやすく「悪玉」と呼ばれているのです。
つまりコレステロールと同じく「善と悪」という言葉はイメージのための呼び方にすぎず、本質は腸内の菌バランスをどう保つかにあります。
善玉コレステロール・悪玉コレステロール(血管の話)
- LDL(悪玉コレステロール)
体の隅々にコレステロールを運ぶ役割。増えすぎると血管にたまり、動脈硬化の原因に。 - HDL(善玉コレステロール)
余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す。血管をきれいに保つ働き。
👉 筋トレ初心者にとって大事なこと:
肉や脂質を摂るのは筋肉づくりに必要ですが、摂りすぎるとLDLが増えてしまうので注意。魚やナッツ、オリーブオイルをうまく取り入れてHDLを増やすことも意識しましょう。
👉 タイトルにも書きましたが、HDLを逆にするとLove, Dream, Happinessでおなじみのエグザエルが所属する会社の名前です!
LDL(悪玉コレステロール)
- 正式には Low-Density Lipoprotein(低比重リポタンパク)。
- 肝臓から体の各組織にコレステロールを運ぶ役割。
- 必要以上に増えると、血管の壁にコレステロールが沈着し 動脈硬化の原因 になるため「悪玉」と呼ばれる。
HDL(善玉コレステロール)
- 正式には High-Density Lipoprotein(高比重リポタンパク)。
- 血管に余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す役割。
- 動脈硬化を防ぐ働きがあるため「善玉」と呼ばれる。
LDL、HDL。悪玉も善玉コレステロールも本来は体に必要な役割を持っているにもかかわらず、「善」と「悪」という言葉で分けられると少し誤解しやすいですよね。
実際にはLDLは細胞へコレステロールを届ける重要な働きを担い、HDLは余分なコレステロールを回収して血管を守る役割を果たしています。どちらか一方だけでは体は正常に機能しません。
では、なぜ「善玉」「悪玉」という名前がついたのでしょうか。これは専門的な「高比重リポタンパク」「低比重リポタンパク」といった表現が一般の人に理解されにくかったため、健康啓発やメディアの中で直感的に伝える工夫として生まれた比喩表現です。
LDLが増えすぎると血管にコレステロールが沈着し動脈硬化の原因となるため「悪玉」と呼ばれ、逆にHDLはそれを掃除する役割があるため「善玉」と呼ばれました。
つまり善悪というよりも「バランスを崩したときにリスクが生まれる」という意味であり、両者は互いに補い合う大切な存在なのです。
日本語と英語の違いで混乱しやすい!
- 日本語では「善玉・悪玉」というラベルが両方に使われる。
- でも英語では全然違う言い方:
- 腸内菌 → good/bad bacteria
- コレステロール → HDL/LDL cholesterol
👉 要するに、似たようなネーミングでも 腸の話なのか、血管の話なのかを区別する ことが大切です。
まとめ
- 善玉菌・悪玉菌 → 腸の中でバランスを取る。
- 善玉コレステロール・悪玉コレステロール → 血管の健康を守る仕組み。
- 筋トレ初心者は タンパク質だけでなく、食物繊維・良質な脂質も意識することが重要。
健康な体は、筋肉だけじゃなく「腸」と「血管」が整ってこそ最大限に力を発揮できます。