筋トレは科学だ。結果を出すための4つの学問

筋トレに必要な4つの学問。その最初は「解剖学」Anatomy

筋トレで結果を出すために必要なのは、
① 解剖学
② 生理学
③ 栄養学
④ 生化学

この4つです。

まず最初に「解剖学」の説明をしていきます!

解剖学と聞くと、医学生がやる難しい学問のように感じるかもしれません。
でも安心してください。


筋トレに必要なのは“最低限の構造理解”だけです。


なぜ筋トレに解剖学が必要なのか?

理由はシンプルです。

「どの筋肉を動かしているのか分からないまま鍛えている人が多すぎる」からです。

例えば、ベンチプレス。

胸を鍛えているつもりでも、

・肩ばかり使っている
・腕(三頭筋)ばかり使っている

こうなる人は非常に多いです。

なぜか?

「大胸筋の位置と働き」を理解していないからです。


解剖学を知ると何が変わるのか?

① 狙った筋肉に効かせられる

例えば背中トレ。

「背中を鍛える」と言っても、

・広背筋
・僧帽筋
・脊柱起立筋

全部役割が違います。

広背筋は“腕を引く”筋肉。
僧帽筋は“肩甲骨を寄せる”筋肉。

この違いを知るだけで、ラットプルダウンのフォームは劇的に変わります。


② フォームが安定する

スクワットで腰が痛くなる人。

多くの場合、

・股関節の動き
・大臀筋の働き

を理解していません。

「膝を曲げる運動」ではなく、
「股関節を折る運動」だと理解できるとフォームが安定します。

これは完全に解剖学の知識です。


③ ケガを防げる

肩トレで痛みが出る人。

三角筋だけを見ていると危険です。

肩関節は不安定な構造。
回旋筋腱板(ローテーターカフ)という小さな筋肉群が支えています。

構造を知らないと、壊します。

知っていれば守れます。


では、何を最低限覚えればいいのか?

初心者が押さえるべきはこの3つだけ。

  1. 主要な筋肉の名前と位置
  2. その筋肉の「主な動き」
  3. その動きを使う種目

これだけです。

起始停止や神経支配までは不要です。


解剖学は「難しい学問」ではない

解剖学とは、

「体の地図」です。

地図なしで筋トレをするのは、
目的地を知らずに運転するのと同じ。

効率が悪いのは当然です。


解剖学についてのまとめ

筋トレは「重さとの戦い」ではありません。

「構造を理解して、正しく刺激する作業」です。

まずは体の地図を持つこと。

それが、解剖学を学ぶ理由です。

次は「生理学×筋トレ」について解説します。

筋トレに必要な4つの学問。次は「生理学」Physiology

では、「解剖学=体の地図」でした。

今回は次のステップ。
「生理学」です。

解剖学が“どこを鍛えるか”なら、
生理学は“どう鍛えれば成長するか”の話です。


生理学とは何か?

簡単に言えば、

「体がどう反応し、どう適応するか」を扱う学問です。

筋トレで言えば、

・なぜ筋肉が大きくなるのか
・なぜ強くなるのか
・なぜ停滞するのか

この仕組みを説明するのが生理学です。


なぜ初心者に生理学が必要なのか?

理由はシンプル。

「頑張る」と「成長する」は別だからです。

例えば、

毎日同じ重さで、同じ回数をやる。

一生懸命やっているのに、体は変わらない。

なぜか?

体は“慣れる”からです。

これが生理学の基本、「適応」です。


生理学を知ると何が変わるのか?

① 漸進性過負荷の意味が分かる

筋肉は、

「いつもより少し強い刺激」が入ったときだけ成長します。

これを漸進性過負荷といいます。

・回数を増やす
・重量を上げる
・セットを増やす

なぜこれが必要なのか?

生理学的に、体は刺激に適応するからです。


② 休養の重要性が分かる

初心者に多いのが、

「毎日やれば早く成長する」という発想。

でも筋肉は、

トレーニング中に大きくなるのではありません。

回復中に大きくなります。

これが超回復。

休むのはサボりではなく、戦略です。


③ ボリュームと強度のバランスが理解できる

高重量低回数ばかりやる人。
軽重量高回数ばかりやる人。

どちらも偏ると伸びません。

なぜか?

神経系の適応と、筋肥大の適応は少し違うからです。

ここも生理学の領域です。


初心者が押さえるべき生理学のポイント

覚えるべきはこの4つ。

  1. 適応
  2. 漸進性過負荷
  3. 回復
  4. 神経適応と筋肥大の違い

これだけで十分です。

難しいホルモンの名前は不要です。


生理学についてのまとめ

解剖学は「地図」。
生理学は「成長のルール」。

構造を知っても、
ルールを知らなければ伸びません。

筋トレは根性論ではなく、適応の科学です。

次は「栄養学×筋トレ」です。

筋トレに必要な4つの学問。次は「栄養学」

解剖学は「体の地図」。
生理学は「成長のルール」。

では、その成長を実際に起こす“材料”は何か?

それが「栄養学」です。


栄養学とは何か?Nutritional Science

簡単に言えば、

「体を作る材料をどう入れるか」の学問です。

筋トレで言えば、

・筋肉の材料は何か
・回復を早めるには何が必要か
・エネルギーはどこから作られるか

これを扱うのが栄養学です。


なぜ初心者に栄養学が必要なのか?

理由はシンプル。

刺激だけでは筋肉は作れないからです。

例えば、

ハードにトレーニングしているのに、

・タンパク質が不足している
・摂取カロリーが足りない

これでは体は大きくなりません。

いくら設計図(解剖学)と成長ルール(生理学)を理解していても、
材料がなければ建物は建ちません。


栄養学を知ると何が変わるのか?

① 筋肥大の基本が分かる

筋肉の材料はタンパク質。

目安として、

体重 × 1.5〜2.0g

これを知らないと、
「頑張っているのに増えない」状態になります。


② エネルギー不足を防げる

炭水化物は悪者ではありません。

筋トレの主なエネルギー源はグリコーゲン(糖質由来)。

糖質を極端に減らすと、

・重量が伸びない
・回復が遅れる

という問題が起きます。


③ 無駄なサプリに振り回されなくなる

基礎を知っていれば、

優先順位が分かります。

  1. 総カロリー
  2. タンパク質
  3. 炭水化物
  4. 脂質

ここが整っていないのに、
高価なサプリを買っても意味は薄い。


初心者が押さえるべき栄養のポイント

覚えるのはこの3つだけ。

・総カロリー
・タンパク質量
・トレーニング前後の糖質

ビタミンやミネラルは大事ですが、
まずは土台です。


栄養学についてのまとめ

解剖学は「どこを鍛えるか」。
生理学は「どう成長するか」。
栄養学は「何で作るか」。

筋トレは、

刺激 × 回復 × 材料

この掛け算です。

材料がゼロなら、結果もゼロ。

次は最後、「生化学×筋トレ」です。

筋トレに必要な4つの学問。最後は「生化学」

解剖学は「体の地図」。
生理学は「成長のルール」。
栄養学は「材料」。

では、その材料が体の中でどう使われるのか?

それを扱うのが「生化学」です。


生化学とは何か?Biochemistry

簡単に言えば、

「体の中で起きている化学反応」の学問です。

筋トレで言えば、

・筋肉はどうやって収縮しているのか
・エネルギーはどう作られているのか
・なぜ筋肥大のスイッチが入るのか

これを分子レベルで説明します。


なぜ生化学が必要なのか?

正直に言えば、
初心者にとって最優先ではありません。

ですが、

「なぜそれが効くのか?」を深く理解したいなら避けて通れません。

例えば、

・タンパク質を摂ると筋肉が増える
→ なぜ?
→ mTORという経路が活性化するから。

・マグネシウムが弛緩に関与する
→ なぜ?
→ ATPと結合し、筋収縮を終わらせる反応に関わるから。

ここが生化学です。


生化学を知ると何が変わるのか?

① 情報に振り回されなくなる

「この成分が最強!」
「このサプリで爆伸び!」

こういった情報を、

冷静に分解できるようになります。

体は魔法で動いていません。

全部、化学反応です。


② 回復や疲労の本質が見える

ATPが枯渇する。
乳酸が増える。
ホルモンが分泌される。

これらは感覚ではなく、分子の動きです。

仕組みが分かると、対策も論理的になります。


ただし、注意点

生化学は抽象度が高い。

いきなりここから入ると、
ほぼ確実に挫折します。

だから順番が大事。

解剖学 → 生理学 → 栄養学 → 生化学

最後に“深掘り”として触れるのが合理的です。


生化学についてのまとめ

筋トレは、

構造(解剖学)
機能(生理学)
材料(栄養学)
そして反応(生化学)

この4層で成り立っています。

生化学は“裏側のエンジン”。

知らなくても走れる。
でも知れば、構造が見える。

これで、筋トレ×4つの学問シリーズは完結です。

後書き ー 筋トレは「根性論」ではない

ここまで読んでいただいて分かる通り、

筋トレは気合いやセンスの世界ではありません。

構造を知る。
成長の仕組みを知る。
材料を整える。
体内で何が起きているかを理解する。

やっていることは、非常に論理的です。


多くの人が伸びない理由は、

努力が足りないからではありません。

「理解が足りない」だけです。

・なぜこのフォームなのか
・なぜこの重量なのか
・なぜこの栄養量なのか

ここに答えが持てるようになれば、
トレーニングは一気に変わります。


そして大事なのは、

完璧を目指さなくていいということ。

いきなり生化学まで極める必要はありません。

まずは解剖学から。
次に生理学。
そして栄養学。

その積み重ねが、確実に差になります。


筋トレは「自分の体を使った実験」です。

理解が深まるほど、
結果は安定し、再現性が出ます。

感覚に頼るトレーニングから、
理論に基づくトレーニングへ。

その第一歩として、
この4つの学問を土台にしてみてください。

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