ビタミンCは美容に良い!
ビタミンAといえば、ニンジン!
ビタミンの存在を知らない人は皆無に等しいと思いますが、様々疑問を持ち続けている人も多いと思います。
例えば、
「ビタミンB2は脂肪をエネルギーに変えるからいいよ。 あとは筋肉を大きくするため、たんぱく質を沢山摂取するのは良い事だけど、ビタミンB6は多く摂取しないと意味ないよ!」
さーここで、問題が発生!
ビタミンBの後に続く数字があります。
上の例で言えば、ビタミンB2とB6があるなら間の、
ビタミンB3,B4、B5 ってあるよね?
先に答えから紹介します。
ビタミンB3とB5はありますが、ビタミンB4がありません。
ビタミンB群は8種類です。
8種類の ビタミンB群 | 科学名 |
---|---|
B1 | チアミン |
B2 | リボフラビン |
B3 | ニコチン酸(ナイアシン) |
B5 | パントテン酸 |
B6 | ピリドキシン、 ピリドキサール |
B12 | コバラミン |
Bc | 葉酸 |
H | ビオチン |
なぜ?
ここで、また問題発生
一番最後の ビタミンHって!
ビタミンB〇←数字じゃなくってる!!
私のビタミンへの関心がここから始まりました。
そして1つ1つ調べて行くうちに、楽しくなりました。
この記事ではビタミンの成分や効能についての十分な情報は記事の一番下で紹介はしますが、それだけでは他のサイトと同じようなってしまいます。
この記事を読み進めて頂けるよう、明日から役にたつ、小ネタを書いていきます。どれか1つでもあなたの記憶に定着してくれればうれしいです。
最初に発見されたビタミンはビタミンB1 それも日本人だった?!
医学者の鈴木梅太郎 という方が最初だといわれてます。
そしてその時は、ビタミンBという名前でなく
「オリザニン」
という名前だったそうです。
ここで大事なのは時代背景です。
時は1910年(明治43年)
第一次世界大戦が1914年からなので日本が一気にグローバル社会に突入している真っ只中!
さて、その当時
「脚気(かっけ)」といわれる病気が流行っていました。
どのようなものかというと、
「末梢神経障害や心不全が起きてしまい、全身の倦怠感、食欲不振、手足のしびれ・むくみなどの症状」
となります。
現代では、「脚気」は
「ビタミンB1が欠乏して起きる病気」
と簡単に説明が出来、ビタミンB1をとりましょう!ですみますが、その当時は
ビタミンB1なんてものがよくわかっていなかったので、「脚気」は恐ろしいものと思われていました。
もちろん、日本だけでなく世界中でです。
その時の治療薬として、鈴木梅太郎が発見したものです。
しかし残念なことに、その論文がドイツ語に訳された時にはあまり注目されなかったせいで、ポーランドの生科学者のカジミール・フンクが1912年に自身の研究でビタミンB1の成分を見つけ出し、世界に広まってしまったということです。
その時に化合物であるアミンの性質があったため、
生命(vita) + アミン(amine)
※ラテン語
の組み合わせで「生命のアミン」 "(ビタミン)Vit Amin" と名付けられこれが後のビタミンB1(チアミン)となります。
ビタミンB1はチアミンという科学名になります。
下の画像 ”リポビタンDハイパー”の表示ラベルを見て下さい。
タウリンから数えて、上から5番目に
チアミン硝化物(ビタミンB1)
と書いてます。
ビタミンB1やB3の方が馴染みがあると思いますが、最近は科学名で書かれている商品が多いです。
そもそも、ビタミンAやビタミンBというのは呼び名になります。
最初の頃は、ビタミンAとかBとかは仮の名前だったそうです。
名称と化学名は以下のようになります。
名称 | 化学名 |
ビタミンA | レチノール、β-カロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチンなど |
人参なんかで有名なビタミンA。
「β-カロテンが豊富!」などと言われますが、結局のところ「ビタミンAが豊富」と同じ意味だったんです。
※最この事実を知った時は感動しましたw
その他は下記のようになります。
ビタミンB群8種類 | 化学名 |
B1 | チアミン |
B2 | リボフラビン |
B3 | ニコチン酸(ナイアシン) |
B5 | パントテン酸 |
B6 | ピリドキシン、 ピリドキサール |
B12 | コバラミン |
Bc | 葉酸 |
H | ビオチン |
ビタミンB群については別の章でもっと掘り下げたいと思います。
ビタミンC | アスコルビン酸 |
ビタミンD | エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール |
ビタミンE | トコフェロール、トコトリエノール |
ビタミンK | フィロキノン メナキノン メナジオン |
というふうになります。
ビタミンCもアスコルビン酸が化学名となります。
「美容にはアスコルビン酸がいいよね~~」
という人を見かけたら、その人は
「強者」
だと思ってください。
おしっこが黄色いのはビタミンCのせいではない
幼少時、おしっこが黄色い時とそうでない時があり、大人に質問したらビタミンCの摂り過ぎといわれて記憶があります。
そしてビタミンCの代名詞と言えばレモン
みるだけで、唾液の分泌が止まりません。
従って、ビタミンCは酸っぱい!
ビタミンCは黄色!
だと思っていましたが、栄養学を勉強すると真実が分かってきます。
まずビタミンCは
「無色、無味」
何です。
レモンが酸っぱいの”クエン酸”が理由となります。
あと重要な事として、
ビタミンCを多く含む食材は、アセロラです。
それではどれくらい違うのか!アセロラとレモンを比較してみました。
※分かりやすくするため、他の食材も混ぜてみました。
食材 | 100gあたり(mg) |
---|---|
アセロラ | 1700mg |
グアバ | 228mg |
キウイフルーツ | 69mg |
イチゴ | 62mg |
レモン | 100mg |
結構ちがいますよね。
更にグラフにしてみます。
圧倒的な勝利です!
でも今更、ビタミンCの色と思っていた黄色を、今後アセロラ色の赤に思うのは難しいです(;^_^A
ビタミンCは成人で、1日の推奨量が100㎎(2015年版食事摂取基準)と設定されています。
ここでお気づきでしょうか?
レモンがビタミンCの代名詞になった理由の1つとして、1日の摂取量が100g必要。
レモン100gに対して100mgビタミンCが含まれる。
そう! 覚えるのが簡単だからです!!
話が大分それましたので、結論からいきます。ビタミンB2が原因の場合がある。
おっしっこが黄色くなる理由は大きく分けて3つあります。
1つ目:血液内の赤血球にあるヘモグロビン
ヘモグロビンの成分が肝臓で水に溶ける性質を持つビリルビンというものに変わります。
さらにその一部が腎臓で酸化されて、ウロクロームというものに変わり、このウロクロームの色が黄色。
だから、おしっこの色も黄色になることがあります。
2つ目:体の中の水分が減ると濃い黄色になる。
さきほど登場したウロクロームの量は決まっているので、水は多く飲めばウロクロームの色が薄まり、逆に運動をしたりして沢山汗をかくと、おしっこの色が濃くなることがあります。
3つ目:ビタミンB2の色が黄色です。
個人的にはこの経験が一番多いですが、ビタミンB2の色が黄色のでサプリメントなどで摂取すると黄色くなります。
次回から購入する栄養ドリンクなどの成分表を確認してみて下さい。
ビタミンB2の表記があります。
従っておしっこが黄色だからと言って、ビタミンCのせいにしない下さい。
ビタミンCはこれまで冤罪だったのです。
コロナ対策でビタミンDが人気!あれって正しいの?
ビタミンDを体内に取り込む方法は、サプリメントで摂取する方法と日向ぼっこをしてビタミンDを体内で作り出す方法が一般的です。
コロナ対策というより、免疫力を上げる方法としてビタミンDが注目されていますが、これはなぜかというと日照時間が少ないとビタミンD不足になり、免疫が下がりウィルス感染しやすいという考え方があるからです。
有名なFORBES(フォーブス)でも
”コロナ入院患者の82%がビタミンD欠乏症、重症化要因の可能性”
https://forbesjapan.com/articles/detail/37968
などが取り上げられています。
完璧に立証されて論拠ではないですが、そのような理由が原因となります。
そもそもビタミンDの役割はなにかというと、
大きく分けて2つ!
1 骨を丈夫にする。
2 免疫機能を調整する
この2にある、「免疫機能を調節する」働きですが、体内に侵入したウイルスや細菌などに対して、過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進します。
従って、かぜやインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防にも関与することが一般的な解釈です。
コロナ対策になるかどうかは後はご自身が判断したらよいと思いますが、免疫機能を高めるのであればコロナに限りず必要です。
さて、ビタミンB同様に
実はビタミンDも D2からD7まであります!
しかし実際にはD4からD7は食品にほとんど含まれてないので、普段食品から摂取するビタミンDが、D2とD3になります。ビタミンD2は植物に、ビタミンD3は動物に多く含まれます。
日光浴によってつくられるビタミンDはビタミンD3になります。
ビタミンB4と呼ばれたアルギニン!
アルギニンといえばエナジードリンクとイメージが強いです。
モンスターやレッドブル、そして第一三共が販売している
リゲインなんかもそうです。
少し栄養学に詳しい方なら、
アルギニンが非必須アミノ酸ということはよくご存じだと思います。
しかし、アルギニンが発見されたのは18886年、ドイツのErnst Schulzeさんによって発見されました。
名前の由来は色が銀色に見えたことから、「銀」を意味するギリシャ語のアルギロスにちなんでのようです。
ただ一時期は、呼び名を ”ビタミンB4” とも呼ばれていたようで、
呼び名が ビタミンB4 科学名が アルギニン
ビタミンB1 がチアミン のような感じです。
しかし今では、アルギニンがビタミンB4と呼ぶ人はおらず、
アルギニンはアミノ酸。
因みにアルギニンは非必須アミノ酸ですが、
小児では必須アミノ酸になります。
ここを結構知らない人が多いので、アミノ酸オタクになりたい方は知っておいて損はないと思います。
アルギニンは通常は体内で生成出来ますが、小児は生成できない為、食事からしか摂取出来ないとされる必須アミノ酸に分類されます。
母乳にはアルギニンが含まれているので、赤ちゃんは母のミルクから摂取してます。
美しい話です。
脂溶性ビタミンはDAKE(だけ)
ビタミンは水溶性と脂溶性があります。
水溶性は水に溶けやすく、摂取しすぎてもおしっこで流れてしまう。
脂溶性は水に溶けにくく、摂取量を超えると問題があるケースもある。
これを読んでいるあなたに質問です。
ビタミンDとビタミンKは水溶性ですか?脂溶性ですか?
A,答え
ビタミンD ビタミンKは脂溶性です。
覚え方は簡単でDAKE(だけ)で覚えて下さい。
脂溶性はDAKE(だけ)です。
ビタミンD ビタミンA ビタミンK ビタミンE
これが脂溶性で、残りは水溶性となります。
仲間外れにしないで!ビタミンHはビタミンB群になります。
ビタミンHはビタミンBとはいわない、ビタミンB群に含まれるビタミンになります。
ややここしいですよね(;^_^A
ビタミンB群は全部で8種類。
8種類の ビタミンB群 | 科学名 |
---|---|
B1 | チアミン |
B2 | リボフラビン |
B3 | ニコチン酸(ナイアシン) |
B5 | パントテン酸 |
B6 | ピリドキシン、 ピリドキサール |
B12 | コバラミン |
Bc | 葉酸 |
H | ビオチン |
です。
最近は美容関連の商品で良く耳にします。
髪が若返るとか、若々しさを保てるとか。。。。。
間違いではないですが。。。。。
まずはしっかりと、バランスの取れた食事、睡眠、運動。これがあっての話です。
ビタミンHは水溶性になりますので、摂り過ぎによる健康被害はいまのところ報告はないです。
酵母、キノコ類、肉類(特にレバー)、ナッツ類、卵黄、穀類、豆類といった食品に多く含まれ、逆に野菜や果物に少ないようです。
12歳以上であれば、50μg(マイクログラム)1日に必要です。
きくらげと卵炒めとかおすすめです。
〇きくらげ 100gで27㎍のビオチン!
〇卵1個で15㎍のビオチン!
これをお昼に食べて、
あと夜食に、牛レバーや大豆を使ったレシピなどいかがでしょう。
〇牛レバー 75μg
〇大豆 60μg
※100gあたり
とめっちゃ多いです!
サプリメントは奥の手で摂っておいて、まずは食事からしっかりとビオチン(ビタミンH)を摂取していきましょう!
ビタミンの意味 役割一覧
ビタミンは何のために摂取するのか?
この疑問を解消するためには、たんぱく質のことを少しする必要があります。
いまあなたがこの記事を読んでいる時に目を使っていると思います。
スマホを開く時に指を使っていると思います。
爪も見えてますよね。
前髪が長い方は、髪が目にかかっているかもしれません。
呼吸には肺が必要です。
当たり前のことを書かせてもらいましたが、
これらあなたの体を作り出す原料となっているのはたんぱく質です。
筋肉、髪、爪、内臓、骨 などなど、
全てはたんぱく質です。
なので、たんぱく質は三大栄養素の1つであったり、たんぱく質不足は問題などど、メディアで騒いだりします。
それほどたんぱく質は体にとって重要なものなのです。
ただここで問題が!
たんぱく質だけ用意されても上手に体の作り出すことが出来ません。
そこでしっかりした体を作り出すこと、貢献をしてくれるのがビタミンです。
以下、ビタミンの主な役割は身近な例などを用いて説明していきます。
ビタミンCはお肌に良いであれば、どこがで聞いたことあると思いますが、それではビタミンB12?ビタミンD?
全てではなくで大丈夫です。あなたに関係が深そうなビタミンの役割だけでもあと1つ、2つ覚えてみて下さい。
ビタミンAって人参でしょ?
ビタミンAの代名詞と言えば「ニンジンさん」です。
ビタミンAは呼び名で化学名はレチノール・レチナール・レチノイン酸、あとはβ-カロテンと呼ばれます。そして脂溶性のビタミンになります。
ビタミンAの役割は
目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
そう、目なんです。
なので、ビタミンAが不足すると、「夜盲※(暗順応障害)」になりやすくなります。夜盲とは、明るいところから暗いところに入ったときの眼の明るさへの順応に関する障害です。スマホなどで目を酷使する我々は特に必要だといえます。
注意点
〇ビタミンAは亜鉛をしっかりと摂ることにより、ビタミンAを体に留めてくれる効果があるので、セットで考えておきましょう。
〇ビタミンAの過剰摂取により、頭痛や嘔吐、疲労、骨障害などが知られています。
これはビタミンAを多く含む動物の肝臓(レバー)やビタミンAのサプリメントの過剰摂取から報告されたものです。
ビタミンAの推奨量は厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』によると
ビタミンAの必要摂取量は、年齢や生殖状態(妊娠の有無など)によって異なります。1日あたりのビタミンA推奨量は14歳以上では700〜900マイクログラム(mcg)レチノール当量(RAE)です。
となります。また追記すると耐用上限量が1日 2700マイクログラムとなります。
人参1本でビタミンAが720マイクログラムとなります。
※ここでの人参の大きさ横幅が5cmで長さが15cmから16㎝ぐらい。一般的に中と呼ばれるものです。
と人参は大丈夫そうですが、問題は動物性のレバーです。
鶏レバー…100gで14000マイクログラム。
豚レバー…100gで13000マイクログラム。
牛レバー…100gで1100マイクログラム。
※文部科学省「食品成分データベース」より
レバーは栄養が豊富な食品ではあり、個人的にはお勧めな食材ではありますが、食べ過ぎには十分注意して下さい。
上でも述べたように、ビタミンAは脂溶性のビタミンになりますので、
脂溶性のビタミンの長所は
油に馴染みやすく油脂と一緒に摂ることで吸収率は上がるので、炒めものに向いてます。
また併せて熱してもビタミンAの損失が少ないです。
一方、短所は上記にも書いたように、過剰摂取をした場合、問題があります。
これは体内に摂取後、48時間程度体内で貯蔵されるからです。
それにより、肝臓で貯蔵できなくなったビタミンAが他の必要としない機関に流れてしまうからです。
ただここまで読んで、ビタミンAが
目
に良いことを知って下さっただけで私は幸せです。
ビタミンB1 チアミン
只今、続きを執筆中
もう少々お持ちください。
その間に他の記事やゲーム感覚で遊べるプロテイン診断メーカーもチャレンジしてみて下さい。