Contents~目次~
こんにちは、ケンジです。
なんだかんだでトレーニングは20年ちかく続けています。
※この記事は管理人たもつ氏の代わりにケンジが作成しております。
みなさんは、以下のようなことでお悩みではありませんか?
不況はコロナのせいだし今は仕方がないよね…
とはいえ、給料が上がる見込みもないしどうしたものかな?
コロナの影響により、不況のどん底をさまよう日本。
次から次へと増える感染者(記事執筆時で1日4000人以上が感染)
正直いって、先が見えないですよね?
でも安心してください。
「筋トレ」がどん底の日本を救うかもしれません。
筋トレが不況の日本を救う理由:カギは腰痛予防
まず結論からいってしまうと
筋トレ=腰痛予防=景気回復
というのが筆者の考えです。
ここだけみたら
なんて思っていませんか?
ちゃんと説明させていただきます。
はじめに、みなさんに確認していただきたいことがあります。
それは「腰痛」による経済的損失です。
どのくらいの金額かご存知でしょうか?
腰痛による経済的損失は「年間3兆円」
以下のデータは、東京大学附属病院と日本臓器製薬会社のアンケート調査によるものです。
1.東京大学医学部附属病院との「プレゼンティーズム」に関する共同研究
引用元:日本臓器製薬
出勤してはいるものの、何らかの身体的・精神的不調から、生産性が低下している状態を「プレゼンティーズム」と呼びます。日本臓器製薬では、その中でも特に身体的不調の腰痛と肩こりに注目し、東京大学医学部附属病院と共同研究を行いました。その結果、日本国内において腰痛だけで約3兆円もの経済的損失(腰痛借金)が発生していることが判明しました。
東大医学部附属病院特任教授でもあり整形外科医の松平氏によれば、4人に1人は腰痛が原因で仕事や家事を休むことがあり、その際の経済損失は”年間3兆円”になると試算されています。
参考:腰痛による損失は「年間3兆円強」…インナーマッスルを鍛えて「腰は動かして治す」
世界的に有名なサッカー選手でもあるネイマール選手の30人分に匹敵します。
2020年、ネイマール選手の年俸は9,600万ドル(約104億円)
その分だけ「生産性が下がっている」ともいえますね。
次は
”どのくらいの人が腰痛に悩まされているのか?”
をみていきましょう。
もはや国民病?腰痛に悩んでいる人達の数字を追う
厚生労働省の調べによると、腰痛を自覚している人はおよそ1200万人といったデータがあります。
日本の人口が約1億2000万人ということは、10人に1人が腰痛持ち。
「10人に1人=10分の1」という数字は、宝くじに当たる確率よりもはるかに高い数字です。
宝くじに当たる確率は「2,000万分の1」といわれています。
もはや天文学的な数字ですね 笑
参考:ヤフーニュース 年末ジャンボ宝くじで10億円が当たる確率を調べてみたら衝撃だった!
腰痛に悩んでいる人はコロナ感染者の約20倍!
日本国内のコロナ感染者は53.5万人となっています(2021年4月半ば時点)
腰痛に悩んでいる人が「1200万人」というこは、単純計算でコロナ感染者の約20倍となります。
これだけ腰痛に悩まされている人が多いと、3兆円もの経済的損失も納得できますね。
腰痛の85%が原因不明?
じつは腰痛の85%が原因不明とのデータも。
医師の診察および画像の検査(X 線や MRI など)で腰痛の原因が特定できるものを特異的腰痛、厳密な原因が特定できないものを非特異的腰痛といいます。
引用元:第2章 腰痛対策 厚生労働省ホームページ
腰痛の約 85%はこの非特異的腰痛に分類されます。通常、腰痛症と言えば非特異的腰痛のことを指します。
このように聞くと驚くかもしれませんが、腰のヘルニアや骨の変形でもなければ原因が画像でわかるケースはあまり多くありません。
その結果「原因がわからない」と判断されることも多くなってしまいます。
筋トレで腰痛予防:論文データを用いて解説
腰痛に悩んでいる人が多いことで、経済的な損失がでるのはなんとなくわかった。
ただ筋トレをやる理由は?
- お腹やお尻周りの筋力を鍛えることで腰痛の予防につながる
- 体を動かすことで精神的なケアが期待できる
カンタンにいってしまえば「筋トレで身体と心を鍛えて腰痛を予防する」ということですね。
それぞれについてみていきましょう。
腹横筋トレーニングによる腰痛予防
腹横筋(※)のトレーニングを行うことで腰痛が和らぐ、といった海外の論文データがあります。
※腹筋の一部でお腹のインナーマッスルとなる筋肉
腹横筋トレーニングは、CLBP患者の腰コア筋肉のPPTを増加させ、痛みの放射線範囲を減少させる可能性があります。高強度のトレーニングは、より多くの腰のコアの筋肉を活性化する可能性があり、低強度のトレーニングよりも多くの利点があります。体表面の痛みの放射の最も明らかな改善は、高強度のトレーニング後に観察されました。この結果は、CLBP患者の運動処方の策定にとって非常に重要であり、CLBPの主な治療法として運動をリストする際の主要なガイドラインの参照を提供します。
引用元:Effect of Transversus abdominis muscle training on pressure-pain threshold in patients with chronic low Back pain
カンタンに説明すると、
- お腹のインナーマッスルとなる腹横筋を鍛える
- 体幹が強くなる
- 腰痛の予防につながる
といった内容になります。
ビルなどの建物でいえば、体幹は基礎の部分。
基礎がしっかりしていなければ建物が壊れやすいように、人間の身体も基礎がしっかりしていないと腰を痛めやすくなります。
中殿筋トレーニングによる腰痛予防
また、中殿筋(※)が弱くなると腰痛になりやすい、といった研究結果もでています。
※お尻の外側の筋肉で、体や骨盤を支える役割をはたす。
腰痛者は中殿筋の筋力が低下していることが明らかとなっており,中殿筋の筋力低下による腰椎へのストレスが腰痛の原因となる可能性が先行研究において示されている。
引用元:股関節の柔軟性と殿筋筋力が大学スポーツ選手の腰痛発症に及ぼす影響 : 前向き調査
さきほどの腹横筋が建物の基礎なら、中殿筋は地盤のようなものです。
地盤が弱いところに、ビルをたてようとは思いませんよね?
地盤の弱いところに、ビルのような大きな建物を建てたら、結果がどうなるかは火を見るよりも明らかです。
中殿筋という地盤がしっかりしていることで、腰を痛める可能性も下がるということですね。
筋トレによる精神的ケアは腰痛予防につながる
腰痛の原因として、精神的な問題がとりあげられていることをご存知でしょうか?
最近では、腰痛の患者さんに「デパス」という抗うつ剤が処方されることもめずらしくありません。
いっぽうで、筋トレにより精神的なケアになるといったデータもでています。
カンタンに説明すると
- 筋トレをする
- セロトニン(※)という神経伝達物質が出る
- 精神的なケアにつながる
といった感じです。
※セロトニン:幸せホルモンとも呼ばれる神経伝達物質のひとつ。
くわしい内容は、【筋トレでメンタル改善】研究で分かった抗うつ効果※論文(エビデンス)をもとに紹介!!を参考にしてみてください。
腰痛を予防して生産性をあげよう
コロナの影響だけでなく、増税、人口減少、超少子高齢化の3重苦に陥っている日本では
1人1人が生産性を上げていかないと、キビシイ未来が待っている
と筆者は予想しています。
日本人の平均年収について
以下のグラフは、厚生労働所が出している世帯別所得の状況です。
所得金額階級別に相対度数分布をみると、「200~300万円未満」が 13.9%、「300~400万円未満」が 13.3%と多くなっている。
引用元:所得の分布状況 厚生労働省ホームページ
中央値は 427万円であり、平均所得金額(547万5千円)以下の割合は 61.3%となっている。(図8)
カンタンにまとめると以下のようになります。
- 平均年収:約547万円
- 年収の中央値:427万円
- 6割以上の世帯が平均年収以下
世帯年収でこの数字ということは、個人では200万円~300万円が普通ともいえそうです。
下がり続ける日本人の給料
日本は先進国でありながら、日本人の給料はどんどん下がり続けている、といったデータがあります。
以下のデータは、東洋経済オンラインのもの。
1997年=100とした場合の「実質賃金指数」で見た場合、次のようなデータになる(2016年現在、OECDのデータを基に全労連作成)。
引用元:日本人の給料がほとんど上がらない5つの要因 東洋経済オンライン
・スウェーデン……138.4
・オーストラリア…… 131.8
・フランス……126.4
・イギリス(製造業)……125.3
・デンマーク……123.4
・ドイツ……116.3
・アメリカ……115.3
・日本……89.7
1997年から2016年までの19年間で、先進7カ国のアメリカやドイツでも1割以上上昇しているにもかかわらず、日本は1割以上も下落している。
以上のデータを踏まえると、これからの日本では、1人1人の生産性を上げていくことが求められるでしょう。
まとめ
- 腰痛による経済的損失はなんと「年間3兆円」
- 腰痛に悩んでいる人はおよそ1200万人
- しかし、筋トレによって腰痛予防は可能
以上のことから
筋トレ=腰痛予防=景気回復
は成り立つのではないでしょうか?
コロナの影響もあり、日本経済はどん底ともいえる状況です。
「筋トレ」で心と体を鍛えて1人1人が生産性をあげていくことが不況の日本を救うのではないでしょうか?