タンパク質といえば、「筋肉を合成する栄養素」ということは一般的に知られてますが、その前に重要なことをお話します。
人間の体は水分がほとんどいわれますが、筋肉、骨、内臓、髪、爪、等々の主成分は
タンパク質です。
筋トレを本格的にやるまでは、タンパク質を摂取することは筋肉をつけるためだけと思っておりましたが、肌や髪にまで影響することは知りませんでした。
肌といえば、コラーゲンやビタミンCを沢山含む食品など、特に果物や野菜類をすすめられることが多く、
髪もビタミン類などで、海藻類なんか沢山食べると良いなどよく言われます。
間違いではないです。
しかし、もう一度いいます。
髪や肌の主成分はタンパク質です。
タンパク質抜きではスタート地点にはたてません。
しかし安心して下さい。タンパク質と肌、髪、の関係をものすごくシンプルに短い内容で説明していきます。
ビバ!モテ男!!
髪の主成分(99%)はケラチン
そもそも我々が必要としてるいるタンパク質は20種類のアミノ酸で構成されています。
ざっくりいうと、ケラチンとはタンパク質の1種です。
ケラチンは18種類のアミノ酸が合成して出来ています。
NO | アミノ酸の名前 | 必須or非必須 |
1、 | ロイシン | 必須アミノ酸 |
2、 | スレオニン | 必須アミノ酸 |
3、 | バリン | 必須アミノ酸 |
4、 | フェニルアラニン | 必須アミノ酸 |
5、 | イソロイシン | 必須アミノ酸 |
6、 | リジン | 必須アミノ酸 |
7、 | ヒスチジン | 必須アミノ酸 |
8、 | メチオニン | 必須アミノ酸 |
9、 | トリプトファン | 必須アミノ酸 |
10、 | シスチン ※含有量が特に多い | 非必須アミノ酸 |
11、 | グルタミン酸 | 非必須アミノ酸 |
12、 | アルギニン | 非必須アミノ酸 |
13、 | セリン | 非必須アミノ酸 |
14、 | アスパラギン酸 | 非必須アミノ酸 |
15、 | プロリン | 非必須アミノ酸 |
16、 | グリシン | 非必須アミノ酸 |
17、 | アラニン | 非必須アミノ酸 |
18、 | チロシン | 非必須アミノ酸 |
上記、表の通り20種類のアミノ酸のうち、アスパラギンとグルタミン以外はすべて含まれております。
※アミノ酸の種類やもう少し詳しく知りたい方は用語集で説明しております。
しかし、アミノ酸の種類を覚える必要はありません。
ここではタンパク質が重要だと、関係しているんだ、土台となっているんだ。
ということを覚えてもらうだけで十分です。
お肌とたんぱく質
次にお肌ですが、コラーゲンという言葉は聞いたことがあると思います。
コラーゲン入り○○など沢山ありますよね。
お肌の綺麗な人はコラーゲンがたっぷり等。
このコラーゲンですが、人間の体内で作り出すことができるアミノ酸です。
そうです。コラーゲンはタンパク質の1種なのです。
すべてはたんぱく質の摂取から
先ほどの説明のように、タンパク質はアミノ酸で構成されています。
アミノ酸はコラーゲンを作り出すし、髪の主成分もケラチンもそうです。
すべてはタンパク質からなんです。
ということだけ認識した上で、その他の栄養素にについても少し言及します。
たんぱく質の摂取量は足りてますか?
サプリメントの摂取に関してです、特定の栄養素が不足していると、ご自身でしっかりと把握しているようであればおすすめします。
ただ注意点が必要で昨今、様々な会社が怒涛のように色んな種類のサプリメントを販売しております。
○○を飲めば肌が綺麗になる!
○○を飲めば髪に張りが出る!
等々。
間違ってはいないと思いますが、そもそも論として、
お肌や髪の質をよくしたいからといって、それら特定のサプリメントを摂る前にいまの食事でタンパク質の摂取量は足りているでしょうか?
恐らく足りてないと思います。
必要なたんぱく質の摂取量ですが、体重1KGに対して1gです。
もし筋トレなどしている人の場合は1㎏に対して2gと言われています。
体重60㎏の方なら60g必要となり、筋トレするしている人なら120gです。
また都市伝説で、タンパク質の過剰摂取は肝臓に負担をかけるという話が以前はありましたが、現在の生理学の研究でそんなことを声を高々にしていう人はもはや皆無です。
炭水化物が多い現代食ではたんぱく質をきちんと摂取するの難しいでしょう。
特定のサプリメントを試す前に、プロテインから始めることを強くお勧めします。
プロテインドリンクの良いところは、満腹感を得やすいので食べ過ぎを防止することが出来ます。
またどれくらいタンパク質を摂取しているのかもコントロールしやすいです。
※メーカーによっても違いますが、大体1杯20gぐらいです。
ただあくまでもサプリメントです、その他の栄養素も食事からしっかりと摂取して下さい。
食事もそうですが、筋トレ(運動)と睡眠も同じぐらい大事!
ある程度たんぱく質や栄養素の重要性がわかったところ、それをしっかりと体内に取り込むために必要なのが、筋トレ(運動)と睡眠になります。運動や睡眠は摂取した栄養素をしっかりと機能させるためには必要不可欠です。
筋トレといってもきつい運動が必ずしも必要なわけではありません。筋肥大が目的ではない場合は、50%ぐらいの力で持ち挙げれるダンベルなどで回数とセット数を多くしてやれば筋持久力がつくられるのでそれでも大丈夫です。
そして睡眠です。体が常に緊張状態にあるとストレスがたまります。質の良い睡眠をこころがけましょう。
食事、筋トレ(運動)、睡眠、これらが十分に出来ていないのにサプリメントでなんとかするというのは本質的なことではありません。痛み止めで誤魔化して健康を装っているだけです。それに依存してしまうと後々、様々な問題が出てきます。
この記事ではやたら筋トレを推してますが、その理由は筋トレすれば筋肉が発達して引き締まってかっこいいボディメイクが出来、自分に自信がもてストレスが軽減します。
それと同時に食事にも注意を払います。
最後に体が疲れるのですぐ寝ます。
その結果、筋トレは健康のサイクルの始まりとなります。そしてそれを応援してくれるのが十分な栄養素と睡眠です。
気付けばいつの間にか、髪や肌に良い行動をしていることになるでしょう。
イコール
健康ということです。